IPAの物語を「つなぐ」 つなぐあいぴーえー(ストリートライト・ブルーイング=札幌市)

 2025年上富良野産のホップ「カスケード」をメインに使ったIPA「つなぐあいぴーえー」。一口飲むと、まず柑橘を思わせるさわやかでフレッシュなホップの香りが広がり、バランスのとれた苦みが続きます。札幌市中央卸売市場近くに醸造所とビアパブを構える「ストリートライト・ブルーイング」の限定ビールです。たぶん、もう販売されていません。「ぴょん」はたまたま、COOPさっぽろで見かけて買いました。

 個人的に、「ぴょん」がストリートライト・ブルーイングのビールで一番好きなのが、IPAです。ホップの香りと苦みの具合がちょうど良く、クラフトビールらしい味わいが一番感じられる気がするからです。「つなぐあいぴーえー」には、そのIPAへの想いが込められています。

 IPA(インディアン・ペールエール)はもともと、18世紀のイギリスで生まれました。大航海時代、インドなどへの長い船旅でも傷まないよう、ホップをたっぷり使ってつくられたビールがIPAです。そのIPAはアメリカで、さらなる進化を遂げます。それまでホップは欧州産の品種が中心でしたが、マイクロブルワリー(小規模醸造所)が1980年から90年にかけ、カスケードなどアメリカで開発された新しい品種を使い、ホップの鮮烈な香りと強い苦みのあるアメリカンIPAをつくり、世界的なクラフトビールブームを牽引しました。

 「つなぐあいぴーえー」は、イギリスからインド、アメリカへと物語をつないできたIPAを、北海道・富良野産のホップを使ってつくることで、その物語の舞台を北海道にも広げたいという想いが込められているそうです。ビールの缶ラベルには、世界各地に物語をつないだIPAのように、「人と人」「人と食」「人と未来」がつながるように-との願いが書かれていました。

ぴょん

ぴょん

 食べること、飲むこと、楽しむこと大好き!海の幸、山の幸、それを生産してくれる人や料理をつくってくれる人たち、素敵な気持ちにさせてくれるお酒…。「味がいい」だけでなく、これがそろって「おいしい」が生まれます。私の「おいしい」を伝えられたら、幸せです。