
廃校になった小学校を活用してビールをつくる鶴居村の「ブラッスリー・ノット」が2026年1月につくったシーズナルビール「NORA(ノラ)」。小麦の濃厚な味わいと香ばしさ、深みを感じる「麦」を味わうビールです。
農薬や化学肥料、家畜堆肥不使用で野菜を主体に生産する阿寒町の「シタカラ農園」で栽培、収穫された古代小麦「アインコーン」とライ麦の麦芽を使用したライIPA。アルコール度数は6.0%です。
アインコーンは「一粒小麦」とも呼ばれる古代小麦で、野生の小麦に最も近い品種とされます。「ぴょん」はアインコーンのパンは食べたことがありませんが、ナッツのような深い甘みやこくがあるのが特徴だとか。同じ古代小麦のひとつ、「スペルト小麦」のパンは、確かに小麦の味が濃く、香ばしさがあり、それに近いのかな?
NORAはアインコーンとライ麦の穀物の特徴を最大限に引き出そうとつくられました。ヘイジー(濁り)で、ちょっととろっとしているように感じる優しく柔らかな口当たり。第一印象は、強い苦み。IBU(国際苦み単位)は一般的なIPAと同程度の56と表示されているものの、それより強く苦みを感じます。
その後に、シトラスのようなさわやかなホップの香りが追いかけますが、苦みと香ばしさはしっかりと口に残ります。厚めのボディーで、ビールを飲んでいるのに、パンを食べているような重量感。やっぱり、「麦」が主役のビールです。
ブルワリーは「アインコーンは(中略)野生の小麦採取から栽培へと移行する時期の最古級の品種だとされています。(中略)古代から現代まで小麦で紡がれるロマンに思いを馳せながら、ゆったりとお召し上がりください」としています。
シーズナルビールなので、次にいつ出会えるかは分かりませんが、IPA好きならぜひ1度、試してみたい1杯です。

