
<Lan Seqqua 2023早花咲月 ORANGE(ランセッカ サハナサヅキ オレンジ)>
糸引きになってしまったため、作り手としては”失敗作”としてリリースしたようだが、個人的にはこの糸引き状態がこの上なくハマった。ヴィンテージをシール対応しているロットの糸引きが絶品。その後正式エチケットに変更されたが、そちらはザラオリで前者が圧倒的に好みだ。澄んだ状態で楽しんだ後、後半は徐々にオリを撹拌させて3度(以上)楽しめる1本。実に4ダース以上購入してしまった、どハマった1本。
↓↓以下、ワイナリーから酒販店へ向けた内容を転載↓↓
■最初に■
とろみ/粘性があります。
いわゆる糸引きと呼ばれるものです。泡をつけるための瓶内二次発酵がうまくゆかず、酵母の前に乳酸菌が動いてしまい、長めの糖鎖が生成されてしまったためだと思われます。味としては特に問題ありませんが、「とろみもあって泡もある」という状態ですので、普通のスパークリングワインとはまったく異なる口当たりになっています。
ナチュールワインに理解のあるお客さんであれば受け入れやすいと思いますが、人を選ぶワインです。ただ、ポジティブに考えますと、作ろうと思っても作れるものではないワインですし、面白がっていただける点でもあるかもしれません。
お手数ですが、独特のとろみがあることを明記しての販売をお願いします。必要な場合は「健康上問題ない」旨の表記も追加して下さい。よろしくお願いいたします。※とろみは時間経過(3カ月~最長2年?)で解消すると言われています。
ブドウ/栽培
原料は余市町登地区のサニーサイドファームのナイアガラをメインに他地区のキャンベルとナイアガラを使用しています。また、ごく微量ながらポートランドと2021のメルローが入っています。
2023年は気温は数字上ではそれほど高くはありませんでしたが、蒸し暑い日が続きました。そのおかげかぶどうも夏バテ気味。ナイアガラは量はしかっりとれたものの、少し充実度がものたりないところで収穫となりました。キャンベルアーリーは晩腐病がひろがり、余市町全体で不作。全体としてなかなか厳しい年となりました。
醸造
ナイアガラの熟度をまったため、タンクにぶどうをいれた状態で待つような期間が6日~12日あり、その後にプレス。それをおおよそ3サイクル。最初に収穫が9月20日、最後のプレスが11月5日。樹脂製タンクにて発酵、澱引、ブレンドの後に補糖して12月初旬に瓶詰。瓶内二次発酵にて泡付け。デゴルジュマンは無し。
ワイン
過去の早花咲月Roseよりもキャンベル割合が低く、ナイアガラ醸しの黄色味がでたのでサブタイトルを「ORANGE」としました。味わいとしてもナイアガラが中心。呑み口のとろみ感と泡が相まって独特の口当たりがあります。アルコールも低く、暑い時期に合う軽い飲み物になりました。
濁り・オリがあります。常温だと抜栓時に吹きがちですが、静置してオリを沈め、きちんと冷やせば大丈夫でした(@5月末)。粘性があるおかげか泡の上がりがゆっくりで、泡持ちは良い印象です。糸引きが落ち着いた後では少し吹きやすくなるかもしれません。
| 銘柄 | 早花咲月 ORANGE(サハナサヅキ オレンジ) |
| Winery/Vineyard | Lan Seqqua(ランセッカ) |
| vintage | 2023 |
| 品種 | Niagara(ナイアガラ)、 Campbell Early(キャンベルアーリー)、Merlot(メルロー)、Portland(ポートランド) |
| 生産本数 | 7200本 |
| 価格(税抜き) | 1,800円 |
| 国 | 日本 |
| 産地 | 北海道余市郡余市町登町 |
| 飲んだ日 | 2026/02/22 |


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